【調査内容について】
2019年-2020年にわたり全世界で3,500人を対象に行われた調査
主な調査内容しては、CBDは、誰が、いつ、どこで、なぜ、どんな製品を使うのかについて
【回答者について】
回答者の国籍はさまざまで、アフガニスタンから
オーストラリア、アメリカ、ウルグアイまで、58か国から回答が寄せられました。
寄せられた回答によれば、CBD は200を超える疾患のために使用されていました。回答者の多くは、今話題のこのカンナビノイドを、仏痛、うつ、不安神経症、睡眠障害、ホルモンの病気などの日常的な疾患のために使っていると答えました。
【CBDユーザーが体感したといわれる効果】
一番効果があるのは疼痛、不安感の軽減、睡眠改善
奏効しにくい症状については、PMSに伴う腹部膨満感、がんに伴う下痢と便秘、更年期の性欲など。
【CBDユーザー層について】
典型的なCBDユーザーは白人、高学歴、45歳以上、アメリカ在住女性。
回答者が女性に偏っている。一般的にいって女性のヘルスケア・サービスを利用する人が多く、とりわけ代替医療でその傾向が強いからと考えられる。また、回答がもっとも多かった上位の2つの症状である疼痛、不安神経症は女性の方が患者が多いという事実も関係していると考えられる。
回答者の大部分は白人。これは回答者の多くが在住しているアメリカに関していえば、CBDが高額であること、代替医療の利用者には白人が多いことが原因といえる。
また、使用者の多くは高年齢層に偏っており、回答者の三分の二以上が44歳以上、20%近くが64歳以上。
これはCBDが疼痛と睡眠障害の治療薬として人気といえる。
この二つは高齢者によく見られるもので、特にアメリカでは、高齢者の二人に一人が養成の「厄介な」疼痛と睡眠障害に悩まされているからだ。
【使用している製品について】
回答者ではヘンプ由来のCBDを使っている人の数が大麻由来のCBDを使っている人を上回っていました。(世界では今も大麻が違法だからと考えられる。)
又、喫煙やエディブルといった従来の大麻摂取方法よりも、CBDティンクチャ―と外用薬が多い。
自分が摂っているCBD(またはTHC)の量を答えられた人はほとんどおらず、製品ラベルの改善と消費者教育が必要と考えられる。
また回答者の半数近くは使い始めてから半年未満である。
【使用理由について】
回答者の大半はCBDを疼痛(特に炎症の疼痛)緩和のため、気分、睡眠の改善のため、また全体的な健康のために使っていると答えました。
約10%の回答者が、脳損傷、てんかん、多発性硬化症、自閉症スペクトラム障害、パーキンソン病、アルツハイマー病を含む、重篤で治療抵抗性の難病治療のためにCBDを使っていました。
ほとんどの回答者が、2つ以上の疾患のためにCBDを使っており、特定の疾患のクラスタが目立ちました。
疼痛、気分障害、睡眠改善には強い相関関係がありました。疼痛緩和のためにCBDを使っていると答えた人の中には具体的な質問をしなかったにもかかわらず、線維筋痛症または関節炎、あるいは両方を患わっていると答えていた人が相当数いました。
また、依存症とADD/ADHDまたはPTSDのためにCBDを使っている人は同時にアルコール依存症のためにCBDを使っている確率が平均の3倍でした。
project-cbd-survey-results-2019-japanese-compressed_0.pdf (projectcbd.org)