こんにちは!
今日は日々の zen place のレッスンがどれだけ私たちの心と身体に影響を与えているのか、興味深いデータを共有したいと思います。
【こころログについて】
みなさんは zen place 公式アプリに搭載している「こころログ」をご存じですか?
「こころログ」は、感情(満足、不満足、穏やか、動揺、高揚、無気力)を円形に配置した円環図から、自分の気持ちに一番近いと思う場所を1タップで簡単に記憶することができます。
日々のさまざまな気持ちをこころログに残すことで、こころの整理にもつながります。
【こころログ分析データ】
2024年1月から6月にかけたzen place会員6262人のデータを分析したところ、感情の変化に一定のパターンが見えてきました。
こころログを記録するタイミングは「通常時」「レッスン前」「レッスン後」の3種類あります。
それぞれの時間帯での感情の傾向に注目してみましょう。
「通常時」
日常生活において、多くの方が「穏やかさ」と「集中力」を感じていることが分かりました。これは、ピラティス・ヨガが提供する心身のバランスが良好に維持されていることを示しています。しかし、一部には「満足感」から「無気力」へと感情が散らばっている傾向も見られました。これは日々の生活の中で起こる自然な感情の波の表れかもしれませんね。
「レッスン前」
レッスンを始める前の感情は、一般的に「穏やか」な状態が多いことが観察されました。ピラティス・ヨガレッスンへの期待が心を落ち着かせ、集中する準備を整えているのでしょう。レッスンに向かうその足取りは、もしかすると私たちが思っている以上に、私たちの内面に良い影響を与えているのかもしれません。
「レッスン後」
ここで注目すべきは、レッスン後に「満足感」が顕著に表れることです。さらに、「高揚感」を報告する会員も少なくありません。これはレッスンが終わった後の達成感や、活動によるポジティブな心理的効果を反映しています。身体を動かすことが、私たちの感情にどれほど強い影響を与えるかが明らかになりました。
さらに洞察を深めるため、同じデータを使って、感情の広がりや中心の傾向が把握できる方法で分布を見てみました。
分布の座標値をX軸は覚醒(左)~沈静(右)、Y軸は快(上)~不快(下)として詳しく見ていきましょう。
「通常時」
coord_x と coord_y の値が広範囲に分布しており、特にcoord_yの値が低く分布することから、日常時には感情の落ち着きが少なく、多様な感情が生じていることが示されます。
「レッスン前」
レッスン前のcoord_xとcoord_yの中央値は比較的高く、特にcoord_yの分布が狭く、感情の一貫性が保たれていることがわかります。これは、レッスンを前にした穏やかな期待感や心の準備が感じられる状態を示しているかもしれません。
「レッスン後」
レッスン後はcoord_xの中央値が高く、特にcoord_yにおいても分布が高くなっています。これはレッスンによる満足感や心地よさが反映されていることを意味しており、ポジティブな変化が見られます。
これらの図表は、レッスンの前後での感情の変化を詳細に捉え、レッスンが心理的にも肯定的な効果をもたらしていることを明確に示しています。
このデータを通じて、ピラティス・ヨガがもたらす心理的及び身体的利益を再確認することができました。私たちの日常生活における感情の波を管理し、ポジティブな自己感覚を育むために、ピラティス・ヨガは非常に有効なツールです。これからも、このようなデータをフィードバックとして活用し、皆さん一人一人のニーズに応じた最適なレッスンを提供していきたいと考えています。
これからも、私たちと一緒に、ニュートラルを探る旅を続けていきましょう。