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自律神経とは?
自律神経とは、自分の意志ではコントロールできない心臓や血液の流れなどの活動をつかさどる神経です。例えば、「呼吸する」「食べ物を消化する」「暑いときに汗を出し寒いときには身体を震えさせて体温調整をする」など。
主に、心身の活発さを表す交感神経と、安らぎを表す副交感神経の2つから成り立っています。この自律神経のバランスが悪くなると、休むべき時に休めなかったり、逆に活動的に動きたい時に思うように身体が動かないと感じるようになったりします。

section02
自律神経はバランスだけじゃない!大切なのは「トータルパワー(総合力)」

少し前までは、なんとなく「自律神経バランスを良くした方が良い」「副交感神経が高めた方が良い」と言われていましたが、交感神経と副交感神経はどちらも高い状態が理想的です。この交感神経と副交感神経を合わせた「自律神経全体の総合力」は「トータルパワー」と呼ばれ、心身の疲労度を示す指標として用いられています。
今では、専用の機器を使用することで、トータルパワーを数値で可視化することが可能になりました。(血管を収縮・拡張させているのが自律神経のため、その切り替えの速さの加速度)
トータルパワーが高ければ、自律神経のバランスが崩れた時もリカバリーができます。逆にパワーの無い状態では、バランスを保つ事はできません。
section03
あなたの今の状況は?
交感神経と副交感神経のバランスには下記の4つの種類があります。
交感神経・副交感神経ともに高い
どちらの働きも良好で、かつ一日の中での切り替えもうまくできていて、バランスがとれている状態。心身ともに絶好調な状態。
交感神経が高く、副交感神経が低い
ストレスを抱えた人に多く、交感神経が高ぶりやすい状態。副交感神経が弱くブレーキが効かないため、不安や焦り、イライラを感じやすい。血流が悪くなるため回復力が弱まり、健康状態に悪影響が生じやすい。
交感神経が低く、副交感神経が高い
副交感神経が極端に高い場合、意欲が上がらず、無気力感やだるさを感じやすく、抑うつ状態に陥りがち。朝なかなか起きられないなど生活に支障が出ることも。
交感神経・副交感神経ともに低い
どちらも極端に低い場合、常に疲れていてぐったりした状態に。さまざまな病気の発症リスクも高まる。
トータルパワーが高ければ、自律神経のバランスが崩れた時もリカバリーができます。逆にパワーの無い状態では、バランスを保つ事はできません。
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自律神経は老化する
自律神経は老化していくことが研究で分かっています。男性は30代以降、女性は40代以降に副交感神経が15%ずつ低下し、自律神経のトータルパワーが下降していきます。50代になると20代の3分の1ほどになってしまうため、歳を重ねるにつれて疲れやすくなるのは数字の上でも当たり前といえるわけです。
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若さの秘訣は「トータルパワーをあげる”習慣”」
自律神経の老化を防ぐためには、自律神経に負担をかけない生活をすることが一番です。と一言で言っても、仕事もあるし、規則正しい生活も難しいし…
そこでトータルパワーが大切になってきます。特に、年齢による下降が躊躇な副交感神経のパワーをあげることが最重要で、自律神経が整う「習慣」を取り入れることが心身の老化を食い止める一番の方法なのです。
自律神経は、呼吸、心拍、血圧、体温を保ち、消化吸収やエネルギー代謝をつかさどります。これらが低下すれば、若さは保てません。
トータルパワーを高めることで、血流も良くなり肌の艶など目に見える身体の老化も防ぐことが出来るのです。また、自律神経は、持久力(スタミナ)に直結しています。階段の上り下りや、長距離歩くこともいつも楽しそうなあの人は、トータルパワーが高いからだったんです。

50代からのパワーは、トータルパワーで差がつく!
あげよう、トータルパワー!